プリファレンス検査システム

この検査は一対比較法を用い、相対音圧レベル、初期反射音の遅れ時間、後続残響時間、両耳間相関度のパラメータを、可聴化システムで微妙に変化させ合成音を作り出します。簡単で楽しい検査を被験者に体験してもらい、その人の持つ好みの音の特性を測り、ホールの持つ音場特性とを比較し、当該ホール内での最適な座席を検索することもできます。

プリファレンス検査

プリファレンス検査の方法は、まず16個のモチーフ(弦楽合奏曲、バイオリン、フルート、トランペットなど)から1つ検査対象を選択します。次にこのモチーフから、音圧、残響時間などをDSPで変化させた数十種類のそれぞれ異なる音を作ります。検査を受ける方々にはその中から順番に二つの違った音を聞いて頂きどちらが好ましかったか、判断して頂きます。この判断は検査室に設置されたスイッチを経由してすぐさま制御用PCに取り込まれます。約15分で数十種類全ての音を試聴していただき個人の最適音場を決定します。
この検査結果からホールでの音響的に最適な座席を検索したり、適性度によってホール全座席を3段階に色分けして表示・印刷します。さらに予約・発券システムではそのホールで上演予定の演目に対してもプリファレンス検査結果から計算した最適座席を予約したり、その座席のチケットを発行出来ます。
検査の流れは次に示すようにいたって簡単で、特別な指導・教育などは一切必要ありません。

■ 検査手順
(1) 検査を受ける方々の氏名などを登録します。
(2) 検査対象モチーフを決定します。
(3) 検査を受ける方に検査方法を簡単に説明します。
(4) 検査室に入室・着席していただきます。
(5) 検査を開始します。以下の(5-1)〜(5-3)を繰り返し、約15分間検査を行います。
(5-1) 音場Aでモチーフを視聴していただきます。
(5-2) 音場Bでモチーフを視聴していただきます。
(5-3) 音場Aと音場Bどちらが好ましかったか判断して頂き、スイッチを押して頂きます。
(6) 検査終了。
(7) ホールでの最適座席表を表示・印刷(プリファレンス検査IDカードを発行)し、検査を受けた方々にお渡しします。

関連リンク

音の好み調査隊
霧島国際音楽ホール(通称みやまコンセール)
音場シミュレーションシステムの開発(COMPAQ)

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