スケジューラーの経済効果

現在ではスケジューラーのような最先端システムでもパッケージで導入すれば1000万円でも可能です。しかもプログラムだけなら10万円を切る価格になっています。



スケジューラーの導入は今でも大きな経営効果があります。

厳しい納期をさらに短縮できます。地味だったUSAの中小企業のアルミサッシのメーカーが、スケジューラーの導入によって納期を短縮し、他メーカーを押さえて世界的メーカーに大きく発展しました。建設会社にとってサイズがはっきりしてから発注する、特注のガラスサッシの納期がビル建設の工期のクリティカルパスになっていたからです。

ちがう観点から効果を計算することもできます。

製函印刷機は高価なものですと2億円します。それなりの価値があるからこそ導入するのですが稼働率は通常4割と言われています。なぜ稼働率が低いかというと、あらかじめ段取りに複雑な設定が必要で時間がかるのです。機械の特性に合わせた抜きや大きさ、印刷色の順番や制御データを入力する必要があります。それにはスケジューラーが必要です。そうすれば製缶印刷機の稼働率を70パーセントに高めることができます。

確実な納期を即答するためにもリアルタイムなスケジューラーが必要です。従来の生産管理にはない、コンピューターを使用した新しい生産管理から、経済効果を積極的に生み出していくことができます。