音楽と音場の関係
音楽に合わせて部屋を作ると、聴きやすい音のいい部屋が作れる。
講義室や会議室はスピーチのために、またオペラハウスなどは声楽のために設計する必要がある。すべての音楽にあわせた部屋はありえない。
ステレオは音がいい。
また、モノラルのように両耳に同じ音が入ると、耳から方向や、位置情報そ
の他が得られないので、違和感がある。
歌い方も変わる。部屋の響きを、歌い方で補い、聞き手に心地よい響きを与えようとする。残響の少ない部屋で歌わされると無理な歌い方をするから苦しい。
τe(自己相関関数の有効継続時間)と音響パラメーターの科学的関係
そこでのプリファレンス(個人差) 人によって、音楽の趣味が違うといわれますが、個人差は主に初期反射音の到達時間⊿T1や、残響時間TSUB60のような時間的ファクターに見られます。両耳間相互相関度も遅れ時間1mmsec以内の最大値IACC(低いほどいい)には現れないことがわかっており、LLの個人差は一人一人の聴力の違いが原因しています。 歳をとって耳が遠くなれば、大きな音でゆっくりした音楽が好きになります。それらの音がよく聞こえる環境はよく響くホールになっていきます。⊿T1やTsub60は大脳の時間的活動の個人差により好みが分かれます。
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