| Japanese | English |

エアコン運転音の測定1
暗騒音の測定

騒音測定は、静止状態と運転状態の両方を、機械のそばではなく問題点で測定します。機械が止められない場合は、機械のそばの音を問題点での音と比較します。今回はまずエアコンを止めた状態の暗騒音の測定を行ないます。

生活騒音は「小さな音量でも気になる音」を扱いますので、丁寧に行います。RA(リアルタイムアナライザー)を使用する場合、システムの無信号時の特性も重要です。暗騒音を無信号時と比較して分析するためです。測定や分析は常に比較しながら行います。

騒音測定の周波数分析は通常「A特性」で行います、低周波を測定する場合は同時にFLAT(補正なし)でも測定します。A特性のマイナス補正値は、FLATに比較して20Hz近辺では−50dBAです。通常の普通騒音計(ACO SOUND LEVEL METER TYPE6146)は高域は8KHzまでですが、RAは常に20KHzまで測定分析しています。

低周波はFLATで分析を行います。このシステムには騒音測定のすべての機能が統合されていますから、ノートパソコン1台と付属品程度ですから、持ち運びも容易で、手軽に測定を行うことができます。

■ エアコン室内機

PUROO SANYO FUZZY TWIN INVERTER
SAP322VR スプリット型室内ユニット 三洋電機株式会社
100V 50/60Hz 東京50Hzで使用
製造番号 0026606

■ 使用コンピューター

SONY VAIOノート PCG-R505R/DK

■ 使用OS

Microsoft Windows2000 Professional

■ 外部マイク

SONY ECM−MS907 ステレオ・エレクトリック・コンデンサー・マイクロフォン

■ 部屋の広さ

マンションの5階。約8畳。ニ重サッシで、壁は3方向が防音加工済み。

無信号時の1/3オクターブ分析(FLAT)
VAIOノートパソコンのサウンド回路の内部雑音です。

無信号時のパワースペクトラム (FLAT)

無信号時の1/3オクターブ分析(A特性)
内部雑音にA特のフィルターをかけてみました。

無信号時のパワースペクトラム(A特性)

エアコンを止めた部屋の静けさ(暗騒音)は、騒音計によると32.5dBA(A特性)です。

エアコンを止めた暗騒音の1/3オクターブ分析(FLAT)
コンピュータ処理のSN比をあげるため増幅していますので、Y軸の数値は対比の目安です。−15.5して38.5dBAです。

同パワースペクトラム(FLAT)
40HZ 55HZくらいの周波数です。どちらにしろ静かな部屋です。

ランニングACF測定(FLAT)

このシステムはデータをリアルタイムに計測して計算結果を表示できますが。ランニングACFは時間解析を多次元に行うので、負荷のない計算条件で測定を行っていきます。あとで再生してスペクトラムアナライザーや、1/3オクターブバンド分析を行うことも可能です。

ドキュメント作りには、この方法をとっています。測定時には、リアルタイムアナライザーでスペクトラムアナライザーや、1/3オクターブバンド分析で、確認しながら測定を進めていきます。

 

データファイル:  aircon1.wav (44.1kHz / Stereo / 10sec / 1.68MB)

上記のランニングACF測定ウィンドウの右上にある「読込」(LOAD) ボタンを押して、aircon1.wav ファイルを読み込めば、同様の分析を行なうことができます。

エアコンを止めた暗騒音の1/3オクターブ分析(A特性)
コンピュータ処理のSN比をあげるため増幅していますので、Y軸の数値は対比の目安です。48dBAを指していますから実際の32.5dBAの騒音計表示と換算すると−15.5dBAです。

同パワースペクトラム(A特性)

400Hz、750Hzの周波数が確認できますが、これまでの測定分析により32.5dBAですから、静かな場所であること、測定に大きな間違いはないことがわかります。

August 2002 by M.Sakurai