どういう工場を作りたいのか




最初に考えなければならないのは、何人で工場を運営したいのか、そのためには何が必要かです。

受注用マシンが3台あるとします。1日300件の受注があります。受注入力要員は2名でもいいでしょう。受注入力が済めば、顧客対応や他の作業も頼むことができます。そして生産管理の責任者が必要です。スケジューリングには経営的意思決定が必要です。トータルに長期的に考えてロスや利益を判断して決断しなければならないからです。

技術的にはオートマチックなシステムもできます。しかしそうすると無茶な生産をやります。やらないように設定をしておけばスケジューラーは、不都合があると停止して判断を待ちます。

生産管理システムには、情報系責任者が必要です。ただ生産計画だけではなく、インターネットや電子商取引なども同時にカバーするためです。

経営とは理想の体制を作り予定通りの利益を達成することです。それを実現できるシステムと、そのためのコンピューター、要員と体制がそれを助けます。