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ハンディカムを車載カメラにする(実験)

自動車のアイドリング時の排気音だけでなく,エンジンの回転を上げたときの音を撮りたい.というわけで,ハンディカムを車内に取り付けてみました.いわば車載カメラです.

 

SONY Digital8 ハンディカム DCR-TRV300に,外部ステレオマイクAT9450を取り付けた状態で使います.操作は赤外線リモコンで行います.

余談ですが,ビデオカメラを覗いてリモコンのボタンを押すと赤外線が光るのが見えます.

クランプ式の雲台を使います.SLIK ロアーII(クランプヘッド32)は定価7,800円.(新宿西口ヨドバシカメラで5,570円)
運転席のヘッドレストの軸に取り付けます.軸の太さは2mm厚のゴム板を細長く切ったものを巻いて調整します.
ハンディカムを取り付けたところ.ちょうど右手で肩にかかえているくらいの位置ですね.ビデオカメラが重いので支えられるかどうか心配だったのですが,なんとかいけそうです.カメラのオーディオ設定が16bitになっていることを確かめましょう.
バックさせるときにうしろを振り返ってびっくりしましたが,とりあえず運転の邪魔にはならないでしょう.長時間録画したいなら「カーバッテリーアダプタ」を用意しましょう.
首都高でのテスト走行の様子.車載カメラの雰囲気がバッチリです.カメラは盛大に揺れているはずですが,手ぶれ補正機能のおかげで画面の揺れも少なく見やすい画面です.

あらかじめカメラモードで電源を入れてあるので,右手でリモコンをカメラに向けて赤いボタンを押せば録画,もう一度押せばスタンバイに戻ります.

あとで再生したらマイクの近くでずっとなにかがカタカタ鳴っています.犯人はレンズキャップでした.ベルトに留めておいてはいけません.余計な音が出なくなるまでテストする必要があります.しかし,クルマの内装がきしむ音までは押さえられません.(苦笑)

これは実験なので,実際に試された結果については私どもは責任を負うことができません.くれぐれも安全運転に留意して,ご自身の責任においてお試しください.

January 2002