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トイレ流水音のランニングACFを測定
(トイレ流水音分析1)

音声データ採取:16bit 44.1kHz、モノラルランニングACF測定

 

wc2.wav(44.1kHz / Mono / 18sec / 1.51MB)

 

無信号時 リアルタイムアナライザ自身のS/Nです。iLINKのDV(デジタルビデオカメラ)からすべてのS/Nをあらわしています。

同じくそのときのACFのリアルタイム表示です。

水を補給するときの自己相関です。

水を流すときの自己相関です。

計測開始2秒後に、トイレの水が流されます。10秒後に、水を流すバルブが閉じます。かなり大きな音がします。それ以後、計測終了まで水が補給される音が続きます。

水を流した最大音量付近の、ピークレベル表示。

同じく1/3オクターブ分析のスペクトラム表示。

このデータをSAの分析システムにより再計算。

再計算時の計算条件です。

音のエネルギーは2秒後にバルブを開け、水を流して8秒後にバルブを閉じるまで、またその後、水を補給する最後までを表示しています。

τe:トイレの計測中は、暗騒音よりも短いτeです。特に、バルブを開くときと閉じるときにもっとも小さな値をとります。一般的にτeが小さなときはイベントが起こったときです。

これが音から事象を見分ける同定の研究であれば、τeが低い2個所、あるいはその両脇の水を流すとき、あるいは水を補給するとき、どこであるか迷うところです。

同定で見分ける対象に水の補給がなければ、水を補給する一定なところで比較が簡単です。近くに水汲み場があり、それと見分けるのであれば、一連の連続する動作を比較対象に加えなければならないでしょう。5〜15msecのτeの値が観測されています。

 

τ1:ピッチ、つまり騒音の基本周波数は、流すときは0.8msec、補給するときは0.4msecと非常にはっきりしています。

φ1:ピッチの強さは音量が大きいときに強い事がわかります。また、水を補給するときは比較的一定なのがわかります。

ACF:水を補給するときの安定したACFです。

暗騒音は38dB。トイレの音は最大68〜70dBです。バルブの閉じる音も大きく、およそ65dB以上の騒音です。音量的には、35d〜40dB(別図では最大の音と、水の補充の音と比較して10dBくらい)あります。水の補充の音も55dBくらいの騒音です。積分時間2秒の分析では、ランニングステップ0.1秒ごとに 2秒ごとの平均として、また0.1秒ごとにその計算をずらして行っていきます。0.1秒ごとに2秒の平均の計算を行いつづけるということです。SAの分析結果として水を流すときの、ピッチτ1は0.8msecで、1.2KHzの周波数成分です。音響的には1.2KHzの音の高さの音をずっと聴かされます。また水の補充時はτ1は0.4msecで2.5Khzの高さの音をずっと聞かされていることになります。ピッチの強さも、音が大きいときに強くなりはっきりし、水の補充時のような音量一定のときは大体一定です。

April 2003 by Masatsugu Sakurai